元気と笑顔をお届けするフィットネスインストラクターの緒方美保です。 「自由に快適に動けること」は豊かな生活のためにはとても大切なことです。
「Good motion=Good life 豊かなくらしはよい動きから」軽やかに、自分らしく、楽しく過ごしていくための様々なエクササイズを神奈川県県央地区を中心に提供しています。一緒に元気になりましょう!!
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いよいよ今年もあと一か月ほど…。街はイルミネーションが輝き、日中は赤や黄色に色づいた木々が美しい(#^^#) 残念ながら今年はあまり人の多い所やアップダウンのある所には行けませんが、その分いつも通る道から少し入った所にイチョウのきれいな公園を見つけたり、小さなバラ園を見つけたり、元気だったら見逃していた小さな発見にワクワクしています(≧▽≦)
甘~い誘惑
「糖」って?
さて、前回のブログでは糖とインスリンについて書きました。血糖値が下がらなくなる理由については分かっていただけましたか?
では、血糖値が高い状態が続かないようにするにはどうしたらいいのか?単純に考えれば「摂りすぎ」と「消費が少ない」ことにより余りが生じるので、摂取=食事と消費=運動をバランスよく…ということになりますね。しかしながらそれほど単純なことではなさそう…(-_-;) もう少し「糖」について知っておく必要がありそうです。
小腸から吸収され、血管内に入り、エネルギーとして使われるのが「ブドウ糖」と言われいる物質で正式にはグルコースと言います。私たちが食事をして摂取した炭水化物が分解・消化されることでグルコースになり、血管内に入り「血糖」になるわけです。体に入る時の形がいろいろなので少しまとめてみます。
糖質と食物繊維を合わせたものが炭水化物で、米・パン・麺類などが炭水化物を多く含む食品です。いわゆる主食ですね。炭水化物から食物繊維を除いたものが糖質で、糖質の中でも単糖類、二糖類のものを糖類と分類します。
炭水化物やでんぷん・糖オリゴ糖などは消化・分解されて初めて体内に吸収されるので血糖値の上昇は糖類と比べるとゆっくりになります。糖類は脳や筋肉のエネルギーになる大切な物質ですが、何から補給するかが血糖値のコントロールの重要なポイントということです。
何が「ゼロ」なのか?
ジュースなどの清涼飲料水やビールなどのアルコール飲料でよく見かけるのが「糖質ゼロ」とか「糖類ゼロ」。何となく体に良さそうとかダイエットに良さそうという印象でしたが違いがあるんですよ!!
「糖類ゼロ」のものには糖アルコールやオリゴ糖が含まれているものもあり、糖が全く入っていないというわけではありません。「糖質ゼロ」のものは糖は含まれていませんが人工甘味料(スパルテーム・アセスルファムKなど)や天然甘味料(ステビア・甘草)で甘みを感じられるようにしています。
「甘味」って?
わざわざ人工甘味料を使ってでも「甘味」をつけるのはなぜでしょう?ついつい摂りすぎてしまう原因がそこにありそうですね…。
そもそも「甘味」は身体に必要なエネルギーが入ってきたことを知らせるもの(エナジーシグナル)で、人が本能的に好む味なんです。母乳もほんのり甘く(ミルキーはママの味~♪)赤ちゃんが好んで飲むようにできています。(母乳が出始めて5日くらいは少ししょっぱいそうですよ!!)
また、甘味は脳内の心地よさを感じる領域を刺激しβエンドルフィンというホルモンを分泌させます。βエンドルフィンはストレスの緩和、リラックスさせる作用、快感をもたらす作用があるホルモンです。疲れた時やイライラした時に甘いものが欲しくなるのには理由があったんですね。
さらに、味覚によって感度が違うことはご存知でしたか?苦味→酸味→塩味→甘味(うま味に関しては諸説あるので省きました)の順に感度が落ちます。毒や腐ったものを口にした時にすぐに感知するために苦味や酸味には敏感なんです。
甘いものは危ないどころか必要なエネルギー源ですから味覚のセンサーも緩めに設定されているということですね。なるほど…ついつい摂りすぎてしまうわけだ…(^-^;
血糖値と食べ物の関係
糖尿病や肥満に関係するのが血糖値の上がり方です。血糖値が急激に上がるとインスリンを一気に出さなければならなくなり膵臓にも負担がかかります。そしてたくさんのインスリンが出されることで一気に血糖値が下がってしまい、また糖を欲する…。食べ過ぎにつながります。
では血糖値を一気に上げないためにはどうすればよいのでしょうか?まずは食べ物そのものについて。「低GI食品」という言葉、聞いたことはありませんか?血糖値の上昇がゆっくりな食品を低GI食品というのですが、最近はGL値という指標も使われるようになっています。
GI値は炭水化物50gを摂取した時の血糖の上がり具合を数値化したもの。ちなみに人参で炭水化物を50g取ろうとしたら5~6本を食べなくてはなりません。一度にそんなに食べることありませんよね?そこで通常1食で摂取する量を想定して数値化したGL値が使われるようになってきたわけです。
参考までにGI値とGL値の比較表をのせておきます。数字の横の矢印で高い低いを表しています。↓下向きの食品が低GL・低GI食品です。
またもや話がまとまらず…"(-""-)" すっかり私の復習のためのブログになってしまっていますね笑笑 少しでも参考になるといいのですが…。次回は血糖値を急激に上げないための工夫などについて書いていこうと思います。